こんにちは!
旅を終えて、まずこちらのブログをちょこっと更新したいなと思いました。
帰って来て疲れからかまた扁桃腺の腫れで熱が出ていたのですが、今回は左程高熱にはならず、
一日寝込んだだけで今朝は起きられましたので、やっと色々と旅の後処理が始められそうです。
テーブルに散乱中のユーロとポンドコイン、そしてミネショで出会ったユーディアライト。
空港で出会ったブルーベルの香水を、今回自分用のお土産に。
春先に森を埋め尽くすイングリッシュブルーベル、いかにもイギリスらしい香りです。
ローラアシュレイの香水のような、ワイルドグリーン系が好きな方には好まれそう。
アルザスのミネラルショーは、とても暑かった(笑) しかし素晴らしい体験でした!
ミネショ会場のサンマリー村に向かうバスから見えたのは、山の上にそびえるシャトー。
この一帯にはこんなシャトーがいくつもあるようです。 お城と言うよりは要塞ですね。
なんでこんな山奥で? と思うような場所ですが、ここは昔鉱山だった村だそう。
この村の名称、サンマリー・オーミーヌって、Sainte-Marie-aux-mines 、minesって、マイン、鉱山です。
つまり、直訳すると聖マリア鉱山村ですね。
ツーソンとは打って変わってこじんまりとしたコンパクトなショーなので、
私達のような個人業者でも充分に回り切れるサイズ感でした。
歩き疲れたらカフェで休憩。
しかしフランス語しか通じないオバチャン相手だから一苦労!
アルザスの田舎の方は本当に鷹揚と言うか、のどかと言うか。
バスの時間とか気になる私達はヒヤヒヤで。
アレー(早く!) だけは覚えておくと使えます(笑)
猛暑の会場巡り、屋内スペースでは美術品級の展示が楽しめますし、外には大きな巨石や化石類がゴロゴロ。
ヨーロッパ人は化石好きですね。 三葉虫の化石とかに人が群がっていました。
野外のカフェはどこも美味しそうなサンドウィッチやパン、クレープが並んでいるし、ワンコ連れのご夫婦とか家族総出とか、ピクニック気分で楽しんでいる様子がとてもヨーロッパらしかったです。
屋内会場の扉には、たくさんの地方ミネラルショーポスターが!
パリに北イタリア!
私達が知らないだけで、実は本当にたくさんのミネショがヨーロッパのあちこちで開催されているんだ! と驚いたのでした。
ヨーロッパのミネラル事情を、少しだけ垣間見た気分でした。
私は一日目でほぼ半分以上の方のオーダー品を仕入れられたのですが、
石の重さと暑さで、もうこれ以上は無理! となって、フラフラ、ヘロヘロになりながらその日は宿へ戻りました。
今回はサンマリー村行きのバスが出ているセレスタという街に宿を借りました。
Airbnbで予約したお宿でしたが、ここがとても居心地がよく素敵で。
外は猛暑だったのですが、この空間は土間のようにヒンヤリとしていて本当に息を吹き返すような場所でしたね。
ホストのアンさんがとても良い方で、日本人のゲストは私達が初めてだったそう。
これから日本人のツーリストにも是非利用して欲しいと仰っていましたので、リンクを貼っておきますね。
日本人向けに日本語でレビューを書いて欲しいとのことでしたので、私のコメントを載せています。
日本語でと言われなかったら気が付かずに普通に英語で書いているところでした!
日本人向けに日本語でレビューを書いて欲しいとのことでしたので、私のコメントを載せています。
日本語でと言われなかったら気が付かずに普通に英語で書いているところでした!
彼女は数か国語がネイティブ並に堪能なので安心してコミュニケーションが取れましたし、
私達がサンマリーへ行くことを伝えてあったので、セレスタからのバスの時刻表を
用意して下さっていたり、
帰りの日のセレスタからストラスブールへの電車の時刻も尋ねたら調べて教えて下さったり、
そう言った手に入り難いローカル情報はとても助かりました。
キッチンの小窓からは、お隣の裏庭なのかな? 素敵なお庭が眺められました。
その裏庭の持ち主のおじちゃん、何と庭で採れたアプリコットを分けて下ったんですよー♡
本当に美味しくて、心に染み入りました。
お庭のアプリコットおじちゃんと、おじちゃんのアプリコット。
アルザスの人々は本当に親切で優しくて、
思った以上に過酷な旅の始まりに、こうした人々の優しさが本当に染み入りました。
一日目の夕方はまだ外に出る元気がありましたね。
木陰が心地よさそうなカフェで、メニューが読めずに適当に頼んだサラダがこのボリューム(笑)
ホストのアンさんご夫婦にもバッタリ出くわして、色々細かな分からないことを教えていただけたり。
そして早くも一日目の夜から梱包作業と、翌日の作戦を立てます。
一日目で出会った石達の詳細を記述して、どなたのオーダーが仕入れられたのかを正しく把握して、翌日に備えるという作業をこなします。
二日目が終わるともう暑すぎてクタクタで、お惣菜がほぼワインのつまみというお部屋ごはん(笑)
しかしこういうのも本当に美味しかった。
セレスタの街のシンボルは、中世から残る給水塔。
魔女狩りの時代にはここに閉じ込められた女性もいたとか。。。
街の時計塔は今でも、30分おきに鐘の音が響いていました。
中世の街並みそのまんまですし、お店は5時で閉まるし、日曜日は町は全く機能しません(笑)
日曜日は早起きしてマーケットに出ないと食料が調達できません。
しかしこのマーケットがとってもフレッシュで美味しそうでした。
私達はミネラルショーへと向かうためにこの間を通り抜けただけ・・・
セレスタの駅。
ここからストラスブールへ戻ります。ほんの数分、一駅でした。
ここでも田舎の切符の買い方が分からず右往左往する私達におじちゃんが助けてくれたり、
改札の入り方も分からないでいると前にいた女性が教えてくれたり、
本当に助けられっぱなしでした。
そうそう、助けられたと言えば、セレスタに着いた日に宿までの方向を完全に見失ってしまって、
目についたカフェに入って道を尋ねたんですけど、
そこの若いマスター、たどたどしい英語で一生懸命教えて下さって、ようやく私も方向が真逆だったことに気が付き、市街地へと向かうことが出来たのですが、
暫く歩いてそろそろ市街地と言うところで、後ろからクラクションの音が。
何とその男性、車で追って来てくれて、宿の住所まで送り届けてくれたんです!
なんて優しいの!!!!!
石の話が全然出てこないんですけど、今回の旅はもう本当に、こうした人々の親切心に
助けられっぱなしだったのです。
全ての買い付けを終えた私のスーツケースは、墓石のような重さになりました。
そんなスーツケースをウンウンと運んでいると、電車の乗り降りや、
ロンドンの地下鉄の永遠とも思われる長い長い階段などで、必ず助けてくれるメンズが(笑)
手荒な扱いで石が壊れるのは絶対に嫌だし、私がギックリ腰になるわけにもいきません。
涙が出るほどありがたくて、Thank you! とお礼を言うと、" Have a good day" とサラリと返されて、
もうもうみんなイケメンに見えて仕方がなかったです(笑)
お仕着せするワケじゃないんですけど、本当にこういう人々に助けられて
私は今回皆さんへ石を届けることが叶いました。
それを今日の、旅日記の初回にお伝えしたかったんです。
たくさんの人に助けられておかげ様で全ての石を、無事に破損や事故なく持ち帰っています!
フランスの田舎は素敵でした。 人が優しくてご飯も美味しい。
来年もまたこのアルザスのミネラルショーで仕入れたいと思っています。
では、初回はこの辺で。
菫香@Sanctuary
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