新緑の信州にて


新緑のGW、いかがお過ごしでしたでしょうか。
私は長野の緑を堪能しました♡


山、萌えて。


美しかった。

宇和島でマグロの養殖をしつつ漁師みたいな生活をしていた弟が長野に戻り、
お魚屋さんを事業としてはじめたので、そのお店を覗いたり。

弟のお店の駐車場で出会った登り龍さん。 うん、よしよし。 頑張れよ。。。 



母に頼んで種を撒いてもらったホーリーバジルの移植をしたり。


母にはホーリーバジルの畑を作ってもらう予定です。 私も時々行って手伝いたいなぁ。。。


新緑の芽吹く山から吹き下ろす風は本当に気持ちよくて、心なしか甘い香りがしていました。
きっと何かの花の蜜でしょう。 思いっきり深呼吸が出来る幸せを束の間堪能していると、
今まで以上に五感が冴えて来た気がします。


都心を離れると、人のエネルギーよりも自然のスピリット達の方が圧倒的です。
植物や土に触れながら、ここはまさに私という身体、組織、細胞を作ってくれた土地なのだと思いを馳せていました。


今回東京を出る時、バスの中からビルを見上げていると声が聞こえました。


「 何者かになろうとする必要はない。ただ貴方自身であること。」 と。。。


あ・・・ と思いましたね。


私はいつの間にか、高次元の導きに従っているつもりで、自分以外の何者かになろうとしてしまっていなかったか・・・
縦に軸を延ばしているつもりが、いつの間にか横にスライドしているだけになってしまっていなかったか・・・
自分を見失ってしまっていなかったか・・・


そんなことを見つめ直すのには、この緑深い実家で自分のルーツに軸を定め直すのが一番ですね。



実家はもう世代交代が進んでいて、私の古いトラウマ的なものが掘り起こされるようなこともなくなって、
父や母への様々な思いもすっかり解消されているので、もう感情的な傷に振り回されるようなこともありません。

だからこそ、クリアに自身の在り方が見られるんだろうと。
今回は改めて、実家という学びのステージをクリアしたことを実感しました。


勿論、父や母には健康で長生きしてもらいたいけれど、私をもっと愛して欲しいとか、かまって欲しいとか、
愛の欠乏が求める欲求というものが霧消した感じで、ただただ感謝しかないのですよね。


歪んだ感情の生み出す様々な困難、葛藤、苦しみ悲しみ、深い心の傷跡。。。
それらは今生の家族関係や人間関係のみならず、過去世からの記憶であったり、宇宙時代から
地球へ持ち込んだ課題だったりするもの。

そんなエナジーが生み出す現実に向き合って来たことで、私は自分の実家での立ち位置を自分で変えたんだと思います。
今では父も母も、ただただ無条件に私がいるだけで、存在を丸ごと受け入れてくれるものなのだなと実感できるようになりました。



そう言えば、父が面白いことを口にしました。
私の母は岩手県の平泉近くの出身で、父と結婚した時には長野と岩手のそれぞれで披露宴を挙げたそうです。
その岩手での披露宴、父にはとても珍しいものに映ったらしく、

「 高砂や~って誰かが声を挙げると、みんな歌えるんだよ。 踊りも出来る人がいてさ。。。 
 文化レベルが高いと言うか、やっぱりあっちは平泉の、奥州藤原三代の文化がずっと残っているんだよな。 」  

そうそう、岩手のばあちゃんも確か踊れる人だったね。 と。
そこで私も、鎌倉に平泉文化を残そうとした寺跡があったことを話したりしたのですが、
信州に来て奥州藤原氏の話が出たことにはちょっと驚きました。 タイムリー過ぎました。。。


いつか毛越寺のあやめ祭りに行きたい・・・ 父は数十年ずーーーーーーーーーーーーーっと、そう言っています(笑)
この人も、もしかしたら源氏と関わり深いのかなぁ。。。 なんて思ってみたり。
だって、そうでもなければわざわざ岩手から、しかもあんなに平泉文化の残る土地の女性をお嫁に迎えないでしょう~。。。


実家でのふとした会話から覗く、魂の縁。
そんな縁の綴る物語を、私達は生きている。。。


愛も憎しみも、喜びも悲しみも、全てが織りなすタペストリーを綴る私達の魂。
ここから私は、またどんな糸を紡ぐのだろう。



実は私の夫との出会いもこの土地なのです。
彼は東京の人ですが、仕事で来ていた長野で知り合ったのでした。


過去の傷が癒えた今、これから、長野に還ることだってアリだよなぁ。。。 そう思ってみたりした帰省でした。



董香@sancutary
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