le deuxième voyage de France その5 Pyramides・ナポレオンの香り


モン・サンミッシェル訪問の翌日は、パリ滞在フリーの最終日でした。

やり残したことや、もう一度行きたい場所を巡ろうとしていて、朝イチで向かうことにしたのはオペラ座。
内部見学が出来ると聞いたので、ヴェルサイユにも行かなかったことですし、宮殿らしい豪華絢爛っぷりも見ておこうと。

その前に、時間があったのでフラリと入ったのが ギャラリー・ラファイエット。


ここだけでも十分豪華だし! なんて中央に進む途中、Nirielちゃんが美しい香水のボトルに足を留めました。

あ、ゲランだ。。。


ゲランは確か、ナポレオン3世だったかの時代に発展した老舗の香水メゾンです。
そしてアロマセラピーを勉強した人なら誰でも教わるのですが、ナポレオンはオーデコロンを愛用したことで有名で、
ナポレオン時代にこういった人工的な香りが発展して行ったんでしたっけ。

あらあら、またここでもナポレオン。。。


香水は最近あまり使わなくなっていたものの、フランス旅行直前、とある記念にと、
とっても久しぶりにエルメスのナイルの庭を買ったばかりでした。 
私はナイルの庭が一番好きなのです。


香りは脳に直接働きかけるので、私は香水を買うのは何か良いことがあった時や、素敵な楽しい旅先などにしています。
そうすると、その香を使う時いつもその良い記憶が呼び覚まされるのです。


そんな蘊蓄をNirielちゃんにしながらゲランのオーデコロンを嗅がせてもらっていると、
浮かんで来たイメージは、ルーヴル美術館とヴェルサイユ宮殿で見たあのナポレオンの戴冠式の絵でした。

華やかさ、美しさ、壮麗な世界。

あー、私、あそこの片隅にいたのかもね・・・(笑)  などと思っていたら、
これを買わなきゃいけない気がとてもして来てしまいました。


あの時代の私。
様々な鬱憤を抱えて我慢を蓄積させて、神経をすり減らして感情をシャットアウトしたかのようになっていたあの時代を生きた私。
キラキラとした美しい世界をもっともっと楽しみたかったのに、自分を表現したかったのに出来なかった私。
美しいレース飾りを付けた華やかなドレスを着たかったのに、茶色いドレスを着ていた私。


以前、調香師の方がエネルギーを見てオリジナルの香水を作って下さるとのことでセッションを受けたことがありました。
そこで言われたのは、 「 貴方は女性相手にキラキラしたことやってた方がいいよ。」 とのことで、
その時に浮かんだイメージも、ナポレオンの戴冠式だったのですよね。


でも、スピリチュアルな世界ってどちらかと言えばナチュラル志向ですし、
そんな華やかなきらびやかな世界をずっと自分に許可が降ろせなかったのですが、
フランスに来て、パリで、この香りに出会って。
そんな自分の質を表現すること、生きたい世界に生きることを、
ようやく自分に許可出来るように思えました。 

 
ゲランマジック・発動。 
 
”キラキラ・おしゃれなスピリチュアルがあったっていいじゃない!” これが私だ!!!!! と。
 
 
傍らでNirielちゃんはこれまた素敵な香水との出会いを果たして、シャネルをゲット。
強く自立した女性の姿が今のNirielちゃんにピッタリでした。
 
 
パリの魔法にかかった私達は、こうしてこれからの自分を具現化するような香りに出会ったのでした。
 
気分がすっかり高揚して、もうオペラ座もいらないし(笑) となった私達。
ルーヴル美術館前のピラミッドをもう一度見ておこうと向かいます。
 
 
 
外のピラミッドと、地下のピラミッド。
 
 
私はここで、エジプトのピラミッドのエネルギーを現代に蘇らせているのがパリなのだと理解しました。
恐らくですが、エジプト・ギザの大ピラミッドのエネルギーは、勿論内部に入ったら凄いのでしょうけれど、
エジプトの今の国土が、そのエナジーを使いこなしてはいないと思うのです。



パリではそれを、今の時代に合わせて取り入れ機能させているのだろうと感じました。
ナポレオン時代に率いたエジプトとのレイラインを、こうしてまた現代の建築によってリフレッシュしてしまったのですね。
ルーヴル美術館のあるポイントは、凱旋門からシャンゼリゼ通り、エリゼ宮を経て一直上に配置されていて、
その終着点にこうしてピラミッドを出現させるだなんて、絶対に考えてやっているとしか思えません。

魔術都市・パリ。

下のピラミッドに光が差し込んでプリズムを見せてくれていました。 
ここはルーヴル美術館の出入口なので人がたくさん集まるのに、佇むだけでチャージされていくような、
とってもクリアな場所でした。


外も晴れて、とっても気持ちの良い日になって。


そしてこのピラミッドのすぐ脇で、私達は香水の開封式を行いました。
これからの自分をどう作って行くか、アファメーションと共に開封の儀式を行ったのですね。


パリに来て新しい自分が始まるだなんて、思ってもみない展開でした。


ここから、さてどうしよう? となって、やっぱりノートルダムに行ておこうとシテ島へ向かうことに。




歩くうちにふと、とっても身体とエネルギーが軽くリフレッシュされていることに気が付きました。
これが香水のエネルギーなんだね! と二人でビックリ。
自分に合った香りは、こうも人を変容させてくれるのでしょうか。 まさに魔術ですね。
古いものを全て脱ぎ捨てたかのような気分で、モン・サンミッシェルがとても遠い記憶のようにすら思えました。

 
とんでもなく絵になるセーヌの川岸を歩きながら、私達が話していたのはこれからのこと。
先へ、先へと進む軽やかなエネルギーがまるで追い風のよう。


パリが私達に与えてくれたギフトは本当に素晴らしく光溢れる未来。
これこそが、パリ・ピラミデマジック。


もう一度、ミカエルの前を通って。 ありがとうしかなかった。 


そんな気分でノートルダム大聖堂まで来てみたら、入場の長蛇の列が出来ています。
え~・・・と思ったのですが、もう古い教会のエネルギーに触れる気が全くしなくなってしまい・・・
 
もう、いいよね。 
 
 
と、何とナント、ノートルダム教会をスルーです! 
前回の旅ではここでとっても凄いことが起きた記憶があったのですが、あぁ、もうそれに捕らわれる必要すらないんだなと。
 
つい私達は、凄いエネルギーを受け取る体験をすると、その場所、その感動をもう一度味わいたいと
思ってしまうものなのですが、もう要らない、必要ないと明晰に判断することも大事だなと思いました。
 
 
この日の最後にはもう一度ラファイエットに戻って来て、屋上の展望台からパリを一望しました。
遠くにエッフェル塔を見つつ、最後のアファメーション。  
 
 
エンジェルラダーも降りていたんですけど、大きすぎて良く分かりませんね(笑)
 
 
 
最終日に起きたパリ・ピラミデマジックは、驚きと喜びに満ち溢れたものでした。
旅日記はあと一回、最後に訪れた奇跡のメダイ教会について触れたいと思います。
 
 
 
 
董香@sancutary
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