君の名は。より。

 
 
君の名は。
 
最後の夏日になった一昨日、ようやく観て来ました。 
 
 
アニメを劇場で観たのは、ジブリ作品以外では初めてですね~。
しかも夫と(笑)
彼はこういうお話に興味がある人ではありませんが、話題になっていたので興味を持った様子でした。
 
 
観た直後はなんだか頭にたくさんの情報がダウンロードされ続けていて、言葉にまとまるまで
時間がかかってしまいました。
 
 
これまでのセッションでこういったソウルの関係がテーマになっている方がいらっしゃった時、
ワーク中にこの映画を観なさいという指示? 提案? があったことがありました。
 
だから、私は映画の内容をほとんど知らない頃からこれがツインソウルのお話なんだろうというくらいは分かっていたのですが・・・
 
 
いやいや・・・ 深かったです。
 
 
アニメで撮ったのも、きっと正解ですね。 完全な制作側の意図のみが反映できるから。
 
 
魂の片割れ。
 
 
恋愛でも、スピリチュアルにおいても、これは永遠のテーマですね。
しかし実際にそんな魂に出会った方を見ていると、ロマンティックなものでは全くない気がします。
却ってとても過酷な試練を要求させられる感じです。
 
 
それも当然と言えば当然で。 
なぜならそんなソウルの関係性がある魂同士は、過去からのカルマ的因縁の縁も相当深いのだから、
寧ろそんなカルマを浄化するために出会うのが必定なのですね。
 
だからこそ、試練が伴います。
どちらかが目覚めていない場合には片方が働きかけなければならなくて、それは理解されない、
誤解も伴うとても悲しく辛いもの。
また一方は、魂が覚醒するためにこれまた大変な状況に追い込まれるので、
顕在意識がそれを拒絶することも大いにあるのですね。
 
 
それでも、魂の記憶は望むのです。 
カルマの解消によって、地球の新たな次元へと旅立つことを。
そして今の時代、それがとても早く出来るようになっていて、今やらねばいつやるの? という
待ったなしの瀬戸際に立つのが人間。
 
動物や植物、自然界のエレメンツ達は、とっくに地球の新たな次元に同調しています。
待ったなしに急かされているのは最後に残った人間のみ。
 
 
そんな今だから、この映画がヒットしたのだろうと思います。
てか、この時代にこの映画を出してくれたことが驚きですね。
 
 
 
映画の中で、ティアマト彗星によって齎される悲劇。
1400年周期で地球に接近する彗星とされていましたが、ティアマトって何だっけ? と思ってググったら、
”原始の創造における混沌の象徴” だの、”塩と淡水の間で結ばれる「聖婚」により、平和裏に秩序を一連の世代を通じて生み出す創造の女神” であり、”嵐の神マルドゥクに殺害され、マルドゥクはその身体を割って天と地を創った” だのと出て来ます。
 
宇宙の根源、天と地が分かれる以前の混沌そのものを指しているのですね。
 
そんな名前を持つ彗星が ”割れ” て、村に悲劇をもたらすとは、分離の派生、二元性の世界の始まりを顕すかのようで何とも・・・ ですし、
描写にはありませんでしたが、三つ葉の家系が累々と守って来た神社の奥宮の壁画にあった彗星の絵を見る限り、
そしてこの村のクレーターが1400年前の隕石墜落で出来たと言っている限りでは、
恐らく、ティアマト彗星は1400年毎にこの村に災害を齎していて、その大災害の記憶をDNAレベルで伝え守って来たのが
三つ葉の家系であり、村の人々の命を救うことは彼女の家系の定めだったのでしょう。
 
 
それは逆に言えば、過去の惨劇において人々を救えなかった彼女の家系のカルマです。
三つ葉の家の神社は、いつか必ずやって来る災害に備えて、その記憶を、DNAに刻まれた記憶を
綿々と守り伝えていた家系・・・
そんな印象を受けました。 
東北の震災を語り伝えようとするイメージと被ります。
 
 
三つ葉のおばあちゃんもお母さんも、少女時代に不思議な夢を見ていた期間があったとおばあちゃんが語っています。
それを聞いて、三つ葉に入れ替わった瀧君は、この日のためだったのかも知れないと気づいて行動に移します。
 
 
DNAに刻まれた記憶。 
ツインソウルとの邂逅によって再現され、互いのカルマ解消のために互いを引き寄せ、交じり合い、入れ替わって役割を果たそうとするソウルの働き。
そしてそれが、互いのカルマを浄化することによって、村が壊滅し大勢の人々が死んでしまうというタイムラインを修正することになったんだと思います。
 
 
そんな家系、肉体に刻まれた記憶としてのカルマと共に、魂の持つ記憶として、霊的な系譜としてのカルマを三つ葉と瀧君が背負っていたと考えるのは、私の想い過ごしでしょうか。
 
 
あの感じでは、アトランティスを崩壊させたか、若しくはマルドゥク星を破壊したか、くらいのモノを、
二人の魂が背負っていたように私は深読みしてしまいますね(笑)
 
 
ともあれ、互いに必然で出会い、地球の直線的な時空間をも乗り越えてタイムラインを修正する。
そこがとっても今っぽいなと思ったのでした。
 
今だから、出来ることだなと。
地球の周波数がそれを可能にしているんだろうと。
 
糸守という村の名前も良かったですね。
時間軸という糸、霊的な系譜という糸、記憶の糸、魂の繋がりを、守り伝える村。
その村がタイムラインの修正により別の未来へと軸を移すのですから。
 
 
いよいよ私達は、直線的な時間軸の概念から己の意識を解放する時代が始まっているのですね。
地球的3次元意識、世界観、常識、概念、それらから自己を解き放ち、本来の宇宙軸でモノゴトを考え、感じ、見て、生きる世界。
 
 
そのために人は今カルマを浄化しているのだと言うのは、先日ハイアーセルフからも聞いていました。
この映画がヒットしたのも、そんな多くの人の潜在意識が呼応したからじゃないかなと思っています。
 
 
 
私事ですが、先月長野の実家へ帰省した際に、今までにはなかった思い、家系の持つカルマの
いよいよ最後のところが浮上して来たのを感じていました。
 
それは男性性の歪みが引き起こす怒りと、その対になる女性の哀しみというカタチで顕れていて、
当然私の内にも両方の局面はあったワケで、9月の変容の時期から10月に起きた様々な気づきまで、一貫して私の内なる男性性の歪みがテーマになっていました。
私自身の内側の男性性の歪みが是正されることが、そのまま実家の男どもの在り方へと響くだろうと考えられたのですね。
 
 
そんな矢先に見たこの映画は、私のカルマパターンをくっきりと浮かび上がらせるエネルギーを
ガシガシとインストールしてくれました。 
 
分かり易く映画を観た翌日から体調不良です(笑)
そして、今朝面白い夢を見ました。
 
 
実家の風景でした。
私の横に父がいて、肩をグルグルとさせながら辛そうにしているので、私は肩を揉もうか? と
声をかけて、父の肩をもみほぐしはじめます。
 
とても感触がリアルでした。
肩を揉みながら、父の肩なんて揉んであげたことなかったな~と思っている自分がいて。
私はマッサージが結構得意なので、よし! と気合を入れて励もうとしていました。
 
 
すると、左程時間が経っていないのに、父は 「 もういいよ。」 と言って離れて行ったのでした。
 
 
朝になっても良く覚えていました。
父の夢を見るなんてことまず普段ではありませんでしたし、肩の感触とかとてもリアルで、
あぁ、これはきっと、何かが終わったんだな。って思いました。
私の内にあった、父性に対する感情的なものですね。
 
精神の自由。
前回のブログでのキーワードですが、そこに向けてまた一皮剥けられたかな・・・と思います。
映画のエネルギー、凄しです。
 
 
 
 
 
君の名は。
 
君は誰?
 
それはそのまま、
 
そう発する私とは、一体何? 
 
私は誰? 
 
 
という問いかけですね。
 
他者を通じて自己を知る次元に、私達の魂は生を置いているのだから。
 
 
 
 
大いなる糸の導きに、自己をめいっぱい解放して委ねてしまおう。
 
それによって受け取れるギフトの計り知れなさを、漠然と思います。
 
 
 
 
董香@sancutary

Sanctuary Home Page
http://www.aseedofsanctuary.net/ 

Web Shop Celestial Cave
http://www.celestialcave.com

メインブログ a seed of sanctuary
http://seedofsanctuary.blogspot.jp/