箱根の龍 その1


 
GWが済んで、いよいよ初夏の日差しになって来ましたね。
 

 
時期を逸しないうちに箱根のお話を。
 
 
もともとこの旅は、15周年の結婚記念祝いの企画でした。
挙式した都内のホテルから特別料金プランの案内があったのですけど、
都内のホテルに泊まったって面白くない(笑)
 
で、このアニバーサリープランを使えるというので箱根をチョイスしたのですが、
私達の結婚記念日は4月29日と、連休初日の土曜日。
電話で対応して下さったデスクの方は感じが良かったんですけど、
私達が使いたい格安プランではお部屋がないと言われてしまいました。
 
 
ふーん。 
じゃーいーよっ! 
 
 
と、ぶんむくれの私(笑)
 
 
でも箱根と思いついてしまったからには箱根に行きたい。
芦ノ湖の龍神様に久しぶりにご挨拶したいし、九頭竜にダンナを連れて行きたい。
 
 
というワケで、別のホテルを取りましたわよっ!
お部屋から芦ノ湖が見える某ホテルです(笑)
 
 
 
 
そうして宿が決まると、思うところがありました。
 
ここのところずっとパッとしないでいたうちの夫、
龍神様に守護をお願いしたいなと。
 
 
景気づけじゃないけど、ちょっと後押しが欲しいなと思ったのですね。
 
 
勿論彼にだって守護する存在はいてくれているし、
どう生きたいか、自分がどうしたいのかは本人が自らの意志で考え、
選び、行動しないことには始まらないのですが・・・。
 
 
 
この半年ほど、私は今までにないくらいこの人との関係について考えました。
考えざるを得ない状況に置かれていたのですね。
 
 
夫婦なら誰しも、一度や二度離婚の二文字が頭を過ぎることってあると思います。
そんな思いも、ありました。
 
 
それでもこうして、15周年という節目を迎えようとしてみると、
彼も彼なりに考えてくれているんだなぁと思うことがあったり、
何よりもすこし現実が動き始めたりしていて、
ここで龍神様のサポート・・・と言うか、
夫が本当に望む人生を歩む後押しをもらいたい。
 
 
そう考えました。
 
 
 
本人にも伝えましたよ。
この箱根行きは、あなたに龍神様の守護をつける旅だってね。
彼の反応は、” ふーん ”  というだけでしたが、どこか期待しているような感じにも見えたりして(笑)
 
 
私がこんな仕事をしていて、始終色んな話をしているからでしょうか、
夫の、見えないモノに対する抵抗? は、今ではほとんどありません。
自分に分からないというだけで私の見解や知見を否定しないのは彼の良いところです。
 
 
彼のそんな性質には、本当に助けられて来ました。
私の繊細さ、神経質さをよく分かっていて、
結婚前にも、” オレには分からないことを色々感じているんだろうなぁと思っている ”
みたいなことを言ってたこともありました。
 
 
私達夫婦は、互いに互いのドラゴンテイルをヘッドが踏んづけているという組み合わせです。
私のドラゴンヘッドが彼のテイルに合、彼のテイルが私のヘッドに合ですね。
 
 
なので、現実的に顕れる素質が正反対です。
見ている先も真逆だったりする。
 
 
それなのにこうして夫婦関係を続けていられるのは多分、
互いの違いを分かっているからでしょう。
 
 
違うということが、悪いことではない。
自分には分からないけれど、だからと言って否定しない。
特に私は、分からないけれど否定はしない、そして適度に距離を保つという彼の姿勢に
とても助けられて来ました。
 
 
 
勿論、イライラすることだっていっぱいありますけどね(笑)
 
 

夫婦に限らず、パートナーシップや親子関係などの人間関係は、自分を映し出す鏡。
その意味が、今になってようやく見えて来た気がします。
 
 
自分が相手に対して覚える欲求、ああして欲しい、こうして欲しい、
自分をこう扱って欲しいという思いは、
全て自分が自分自身に向けるもの。
 
 
そしてもっと言うと、そんな自分の欲求を認識することで、
実は本当は、自分はその欲求を満たしている、満たされていることに気が付くのです。
 
 
私はずっと、彼に安心を求めて来ました。
精神的な安定、心の安心、経済的な安心などですね。
 
 
でも、実はそれらは既に、とっくに私は受け取っているもので、
その上、自分が受け取っている、満たされていることに気が付いていくために
欲求として浮上するんだと気が付かされたのです。
 
 
私の内にないと思っているもの、欲しいと求めるものとは、
あなたの内にすでにあることに気が付いて欲しいものが引き起こすパラドックス。
 
 
面白いですよね。
現実とはその意味で鏡なのです。
 
 
 
 
箱根の龍神様の懐は深い。 
 
 
本編に入れないうちに長くなってしまいそうですので、
夫と九頭竜の龍神様とのご対面についてはまた次回。
 
 
 
菫香@Sanctuary
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