旅の記憶 ~ クリスタル・マン ~


こんにちは。
マヤ新年明けて、いかがお過ごしでしょうか。
私も含めてあちこちで、色んな事象、新たな展開が起こっているように感じています。
また怒涛の夏になりそうな気配ですね。




可愛らしかったグラストンベリーの街並み。
今日はそんな、町中でのお話です。



グラストンベリーの中心街は、マジカルなグッズのお店がたくさん並んでいて、
雨でも街を散策するのはとてもワクワクしました。


オーガニックスーパーも、とても品揃えが豊富で素敵。
こちらのオーガニックは通常品と大して値段が変わらなくてとても羨ましくて、
色々買いたかったんですけど、スーツケースの重さを考えると手が出せなかった(笑)





古い建物を、大切に修繕して住んでいる様子が良く分かりますね。





前述した老舗のフィッシュ&チップスのお店も、暖炉の雰囲気がとても味わい深い。



そんな町中でお土産やら、クリスタルオーダーの方向けのカードやらに出会っていたんですけど、
やはりクリスタルショップも気になります。

いくつかあるクリスタルショップも、勿論全て回りました。





グラストンアビー修道院前も、お隣がクリスタルショップ。 


クリスタルショップは、そのほとんどがあんまり日本と変わらない・・・かなと思う感じでした。
アルザスショーを巡って来たばかりと言うのもあったし、品ぞろえも日本で仕入れるのと
あまり変わらない感じ。


プルセリブルーストーンだけはたくさんの種類があったので小さめなものを購入します。


そして、最後に訪れたのがメインストリートからちょっと外れたところに見つけた、クリスタル・マン と言うショップ。
外から見ていても品揃えと質が良さそうな雰囲気でした。


中へ入ると、とっても頑固そうなおじいちゃんのショップでした。
他の先客に対応しているおじいちゃんは、私達に気が付いても声もかけず。
東洋人が冷やかしに来たくらいの雰囲気。



しかし、品ぞろえが素晴らしい。
ここは営業色の強かった他のショップと違って、アルザスショーにもいそうな感じのおじちゃんと品揃えです。

私はもうこれ以上大きな石は買えなかったので、あまり目にしたことのない石や上質な石達を
眺めるだけだったのですが、ここはNirielちゃんにとっては絶好のワンド材料調達のお店だったんですね。 


” これでワンド作ったらどう?”  ” これは?”  と、私も色々と言いたくなる石が並んでいます。


そのうち私達の熱心ぶりに気が付いたおじちゃんが声をかけて来ました。
Nirielちゃんがガラスケースにあったスフィアを見たいと言うと、

 ”スフィアが欲しいのかい?  他にもあるよ。”  と、鍵のかかっていた引き出しをガラリとオープン! 


それは多分、おじちゃんが専用に作らせたと思われるクリスタル収納用の木製キャビネットでした。
中はキレイに仕切られていて、スフィアがサイズ別に一つ一つのキャビネットに収容されています。
いくつもの引き出しのキャビネットにズラルと丁寧に並んだ石を見ていると、このおじちゃんは、本当に石を大切にしているんだと言うことが良く分かります。


そこに収められていた石達の素晴らしいことと言ったら! 
私もNirielちゃんも夢中になってしまいました。


次第に熱を帯びる私達のクリスタル選びは、 テンションと石を見る目がアルザスショーと同じになって行きます。

他のショップで買い付けていた石との組み合わせを確認したくなったNirielちゃん、その石をガサゴソと取り出し始めました。


おじちゃん、一瞬顔が曇ります。
” お前たちは一体何をやっているんだ?”  と。


私はおじちゃんに、彼女は石を使ってワンドを作るアーティストだと説明。
Nirielちゃんも石の組み合わせをチェックしたいんだとお話しすると、おじちゃんの顔が和らぎました。


次第に私達の熱意が伝わったのか、おじちゃんは他にも色んな石を見せてくれます。
このイギリス南西部で採れる石、通称ポテトストーンと呼ばれる柔らかなベージュのマーブルが美しいアゲートや、
ブリストル近郊で採れるクリスタル、通称ブリストルダイヤモンドなど。

これらは他のお店じゃ絶対に見られない、鉱物マニアおじちゃんのお店でなければ置いていない石なのは確実です。


現地の石を、石を真摯に愛するおじちゃんに紹介してもらえるほど嬉しいことはありません。
私もブリストル・ダイヤモンドを記念に買うことにしました。



紅い母岩にクリスタルの結晶が乗っていて、ピンク色にキラキラと輝くんです。
勿論ただの水晶と言えばそれまでなんですけど、この土地でしか手に入らない石はやっぱり記念に連れて帰りたい。


Nirielちゃんも散々迷って、かなりたくさんの石をここで購入することにします。
この石がワンドになったら凄いね! と言う石ばかりのチョイスを、私も一緒にやらせてもらって。


これにはおじちゃんもビックリで(笑)


石を梱包しながら、値段を計算しながら、おじちゃんは目をグルグルとさせてため息をついていました。
自分の愛着がある石がお嫁に行くことを喜びつつ、ちょっと寂しそうにしつつ。
真に石を愛する人の姿なのは間違いありません。


そこで私は、ブリストルダイヤモンドのお会計が終わると、おじちゃんにミネラルショーには出ないの? と聞いてみました。
だって絶対にこのおじちゃんは、私達がミネラルショーで会う石を愛するバイヤーと同じ人種です(笑)


”  ミネラルショーに出ないのかだって?  あぁ、昔は出ていたよ。  
でも近年はクリスタルの値段がとんでもなく高くなったし、ここでお店をやるので十分だ。
ボクの友人はトーキョーのショーにも出ているよ。 冬にあるビッグショーだ。” 


あ、池袋のショーかな・・・?  うん、でもやっぱりおじちゃんは、そういう人種だよねぇ(笑)


そこで、 ” 私達、アルザスのショーに行って来たの。” と言ってみます。


おじちゃんビックリ!  ” 先週のサンマリーのショーか?”  と。


あぁ、やっぱりおじちゃん知ってる と、私もテンションが上がります。


” そう、そこからたくさん石を担いでここに来たの(笑) ” と私。 


” 送るのが一番じゃないか! ”  と言うおじちゃんに、” この聖地に石を連れて来たかったの ”  と説明する私。


おじちゃんの顔は、鳩が豆鉄砲を食ったようになっています。

” なんて奴らだ・・・ ”  と言っているかのようでした(笑)


     

そんな楽しい時間を過ごしてお店を出る際、Thank you  と声をかけるとおじちゃんからは、

” Thank you ...  Thank you,  deep ladies, Thank you... ” と聞こえて来ました。


” なんか私達、ディープレディーズって言われてたよ(笑)” と、ショップを出てNirielちゃんに言うと、

” えー?  ディープレディーズって何ですか? ”  と驚くNirielちゃん。


” なんだろうね? 深い、コアなクリスタルを愛する人って理解でいいんじゃない?” と私。


つまりは、クリスタルマニアのおじちゃんにマニア認定されたってことでしょう(笑) 
とても満足の深く楽しい時間を過ごしました。


 
 
その日はその後宿を変わって、軽やかなエネルギーのとても可愛らしいB&Bへ。

ちょうどまたおじちゃんのショップ前を通ったのですが、夕刻にはもう閉まってた・・・。




このお宿のオーナーがまた若く可愛らしい女性で。
クリスタル・マンのショップもすぐ近くで良く知っている様子で、
” 彼は本当にクリスタルを愛する人よ。お金が目的じゃないわよね。”  なんて話で盛り上がったのでした。



 
 
彼女が用意してくれたのはお手製のイングリッシュ・ブレックファースト。
 
 

 
 
家の中に自然の要素を入れるのが好きだという彼女自身が妖精のような佇まいでした。
 

 
 
やんちゃな愛らしいパピー。 まだ5か月なのにとてもパワフル! 
 
 




翌朝、イギリスの青空を始めて見ました(笑)



 
 
 
個人色の強いイギリスでも、スピリットが同じ人種とはちゃんとハートが通じるのだなぁと(笑)
 
 



青空の下、ここからバスに乗ってグラストンベリーを後にしました。
 とっても名残惜しく、出来ればこの晴れ空のもとでトーにもう一度登りたかった。。。
 
 
 

たくさんの啓示や気づきと共に、旅のハイライトがまた一つ完了です。
最後にストーンヘンジとロンドンを残すのみとなりました。




菫香@Sanctuary
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